コリコリとした食感と噛むほどに広がる旨味が魅力の膝軟骨。

居酒屋の定番メニューとして人気ですが、いざ自宅で調理しようと思っても、近所のスーパーで見当たらないという経験をしたことはないでしょうか。

膝軟骨は鶏の1羽からわずか2個しか取れない希少な部位であるため、どこの店頭にも必ず並んでいるわけではありません。

この記事では、膝軟骨がスーパーのどの売り場に置かれているのか、見つからない時の探し方のコツや、地域による品揃えの傾向について詳しく解説します。

また、どうしても手に入らなかった時に代用できる部位についても紹介しますので、ぜひ献立作りの参考にしてください。

膝軟骨はどこのスーパーでも買える?現在の流通状況

結論から申し上げますと、膝軟骨はすべてのスーパーで常時販売されているわけではありません。一般的な鶏肉の部位である「もも肉」や「胸肉」に比べると、その流通量は非常に限られています。

取り扱いがある可能性が高いスーパーの特徴

膝軟骨を見つけやすいスーパーには、いくつかの共通点があります。

まず、大型の総合スーパー(GMS)です。

品揃えが豊富な大型店舗では、希少部位もパック詰めして販売されているケースが多く見られます。

また、意外と穴場なのが地域密着型の激安スーパーや精肉卸直営の店舗です。

こうした店舗では、丸鶏を店内で捌いている場合があり、新鮮な膝軟骨が店頭に並ぶ確率が高まります。

一方で、駅前の小型スーパーや高級志向の店舗では、需要の少なさから取り扱っていないことが多いため注意が必要です。

売り場で見つからない理由とは

膝軟骨が店頭に並びにくい最大の理由は、1羽の鶏から取れる量が極めて少ないという点にあります。

1つのパック(約200g)を作るためには、およそ20羽分以上の鶏が必要になる計算です。

そのため、入荷してもすぐに売り切れてしまったり、特定の曜日にしか店頭に出せなかったりする事情があります。

また、膝軟骨は「おつまみ」としての需要が強いため、晩酌の買い物客が増える夕方以降には在庫がなくなっていることも珍しくありません。

膝軟骨が売っている売り場と探し方のコツ

スーパーの店内で膝軟骨を探す際、闇雲に精肉コーナーを歩き回るだけでは見落としてしまう可能性があります。

効率よく見つけるためのチェックポイントをご紹介します。

精肉コーナーの端や「ホルモン」売り場をチェック

膝軟骨は、通常の鶏もも肉や鶏胸肉と同じ列に並んでいることは稀です。

多くの場合、レバーや砂肝、ハツなどの「内臓肉(ホルモン)」コーナーの隣、あるいは精肉コーナーの最も端にある「希少部位コーナー」にひっそりと置かれています。

名称も店舗によって異なり、以下のような表記で販売されていることがあります。

表記の例特徴
鶏ひざ軟骨最も一般的な名称
げんこつ形状が拳に似ているため
丸軟骨ヤゲン軟骨と区別するための呼び方
鶏軟骨膝とヤゲンが混在している場合もある

冷凍食品コーナーに「おつまみ」として並んでいることも

精肉コーナーに生の膝軟骨がない場合でも、冷凍食品コーナーを確認してみる価値は十分にあります。特に、業務用の食材を多く扱うスーパーや、おつまみコーナーが充実している店舗では、味付け済みの「鶏軟骨唐揚げ」や、バラ凍結(IQF)された生の膝軟骨が販売されていることがあります。

冷凍品であれば日持ちもするため、一度に見つけてストックしておくのにも非常に便利です。

地域や店舗の種類による品揃えの違い

膝軟骨の入手難易度は、お住まいの地域や利用するスーパーの系統によっても大きく左右されます。

都市部と地方での取扱いの差

都市部のスーパーでは、単身世帯や共働き世帯が多いため、下処理が必要な生肉よりも「味付け済み」や「調理済み」の加工品として膝軟骨が売られている傾向があります。

対して地方や郊外のスーパー、特に食肉文化が盛んな地域(九州や北関東の一部など)では、家庭で揚げ物をする文化が根強いため、生の状態での取り扱いが比較的多いのが特徴です。

その日の朝に処理されたばかりの鮮度の良い軟骨が手に入ることもあります。

精肉専門店が併設されているスーパーを狙う

スーパーの中にテナントとして「精肉専門店」が入っている場合、そこは絶好の狙い目となります。

専門店は独自の仕入れルートを持っており、スーパー本体の仕入れ担当では手が回らないような希少部位も取り扱っていることが多いからです。

もし店頭に見当たらなくても、バックヤードに在庫がある場合や、次回の入荷予定を教えてもらえる可能性もあります。

膝軟骨が見つからない時の「代わりの部位」

どうしても膝軟骨が手に入らない場合、他の部位で代用することで、あの独特の食感を楽しむことができます。

ヤゲン軟骨(胸軟骨)との違い

最も代表的な代用品はヤゲン軟骨です。

これは鶏の胸のあたりにある軟骨で、膝軟骨に比べて平べったい三角形の形をしています。

  • 膝軟骨:丸っこくて周囲に少し脂身があり、ジューシーで弾力がある食感。
  • ヤゲン軟骨:身が少なく、より「ガリガリ」とした硬めの食感。

唐揚げにする場合は、ヤゲン軟骨の方が少しサイズが大きいため、食べ応えのある仕上がりになります。

ただし、膝軟骨特有のプリッとした脂身の旨味を求めるなら、少し物足りなさを感じるかもしれません。

豚軟骨や鶏手羽先で代用する場合

食感の方向性は少し変わりますが、以下の部位も選択肢に入ります。

  1. 豚軟骨(パイカ):豚のバラ肉付近にある軟骨です。煮込み料理に使われることが多いですが、細かく切って加熱すれば強い歯ごたえを楽しめます。
  2. 鶏手羽先の先端:手羽先をバラす際に出る「手羽端」の部分には細かい軟骨が含まれています。じっくり揚げると軟骨ごと食べることができます。

確実に膝軟骨を手に入れるための方法

「今日はどうしても膝軟骨が食べたい」という時のために、確実に入手するためのテクニックをお伝えします。

スーパーの店員さんに在庫を確認する際のマナー

最も確実なのは、店員さんに確認することです。

ただし、忙しい品出しの時間帯を避け、精肉担当者が作業をしているカウンター越しに尋ねるのがスマートです。

「今日は膝軟骨の入荷はありますか?」と聞き、もしなければ「何曜日に入荷することが多いですか?」と確認しておくと、次回の買い物に活かすことができます。

スーパー側も、顧客の要望が多い商品は仕入れを強化する可能性があるため、声を届けることには意味があります。

ネット通販や業務スーパーの活用

近くのスーパーで全滅だった場合、ネット通販や「業務スーパー」の利用を強くおすすめします。

特に「業務スーパー」では、ブラジル産などの輸入鶏軟骨が1kg単位の大容量で販売されていることが多く、価格も非常にリーズナブルです。

また、Amazonや楽天市場などの通販サイトでは、国内産の希少な膝軟骨を鮮度を保ったまま冷凍で届けてくれるショップが多数存在します。

膝軟骨 通販で検索すれば、自宅にいながら確実に入手することが可能です。

まとめ

膝軟骨は、その希少性からスーパーでの取り扱いが不安定な部位ですが、大型店舗や精肉専門店、あるいは冷凍コーナーを丁寧に見ることで見つけられる確率が高まります。

もしお近くのスーパーに在庫がない場合は、ヤゲン軟骨で代用するか、業務スーパーやネット通販を活用するのが賢い選択です。

膝軟骨特有のコリコリとした食感は、一度食べると病みつきになる美味しさ。

ぜひこの記事を参考に、お近くの売り場をチェックしてみてください。