急に鉛筆が必要になった際、真っ先に思い浮かぶのがコンビニエンスストアではないでしょうか。
資格試験のマークシート対策や、デッサン、あるいはお子様の急な「鉛筆がない」という訴えに対し、24時間営業のコンビニは非常に頼もしい存在です。
しかし、昨今はシャープペンシルの普及により、実店舗で鉛筆がどのように取り扱われているのか不安に感じる方も少なくありません。
結論から申し上げますと、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどの主要なコンビニでは、現在も鉛筆が販売されています。
ただし、店舗の規模や立地条件によって、在庫の種類や入り数には違いが見られます。
本記事では、各コンビニチェーンごとの具体的な取り扱い状況や販売価格、さらには鉛筆削りなどの関連用品についても詳しく解説していきます。
コンビニで鉛筆は買える?主要3社の取り扱い状況
多くのコンビニエンスストアでは、文房具コーナーの一角に鉛筆が置かれています。
一般的には単体での販売よりも、3本から12本程度のセット販売が主流となっています。
ここでは、国内主要3チェーンの具体的なラインナップを見ていきましょう。
セブン-イレブンでの鉛筆取り扱い状況
セブン-イレブンでは、主に三菱鉛筆(uni)の製品や、セブンプレミアムブランドの文房具を展開しています。
三菱鉛筆の定番である「9800」シリーズや「uni」の3本セットなどが置かれていることが多いです。
セブン-イレブンの特徴は、プライベートブランド(PB)の品質の高さにあります。
セブンプレミアムの鉛筆は、シンプルながらも使い心地が良く、コストパフォーマンスに優れているのが魅力です。
| 商品例 | 芯の硬度 | おおよその価格(税込) |
|---|---|---|
| 三菱鉛筆 9800 (3本入り) | HB / B / 2B | 180円前後 |
| セブンプレミアム 鉛筆 (12本入り) | 2B | 500円前後 |
| マークシート用セット | HB | 350円前後 |
店舗によっては、試験シーズンになると「マークシート用鉛筆セット」が目立つ場所に陳列されることもあります。
これには消しゴムや鉛筆削りが同梱されている場合があり、受験生にとっては非常に心強いアイテムです。
ローソンでの鉛筆取り扱い状況
ローソンの最大の特徴は、「無印良品」の文房具を取り扱っている点です。
無印良品の鉛筆は、装飾を削ぎ落としたシンプルなデザインで、老若男女問わず使いやすいのが特徴です。
無印良品の鉛筆は2本入りや12本入りなどで展開されており、品質の安定感には定評があります。
また、ローソン自体のオリジナル文房具や、トンボ鉛筆(MONO)などの有名メーカー品を併売している店舗も多く見受けられます。
| 商品例 | 芯の硬度 | おおよその価格(税込) |
|---|---|---|
| 無印良品 鉛筆 (2本組) | HB / B / 2B | 100円前後 |
| トンボ鉛筆 MONO (3本入り) | B / 2B | 200円前後 |
| 鉛筆・キャップセット | B | 150円前後 |
無印良品の導入により、他のコンビニとは一線を画すスタイリッシュなラインナップとなっているのがローソンの強みといえるでしょう。
ファミリーマートでの鉛筆取り扱い状況
ファミリーマートでは、コクヨ(KOKUYO)との共同開発商品や、自社のプライベートブランド商品を中心に展開しています。
特に近年は「コンビニエンスウェア」の流れを汲んだ、視認性の高いパッケージの文房具が増えています。
ファミリーマートの鉛筆は、主に学童用から一般事務用まで幅広くカバーしています。
3本パックなどの少量販売が充実しており、緊急時に「少しだけ欲しい」というニーズに最適です。
| 商品例 | 芯の硬度 | おおよその価格(税込) |
|---|---|---|
| コクヨ 鉛筆セット (3本入り) | 2B | 160円前後 |
| ファミリーマート限定 鉛筆 | HB / B | 150円前後 |
また、オフィス街の店舗では事務に適したHBが、住宅街や学校近くの店舗ではお子様の授業で使いやすい2Bが多めに置かれるなど、地域性に合わせたMD(商品計画)がなされているのも特徴です。
コンビニで買える鉛筆の種類と芯の硬度
コンビニで販売されている鉛筆には、いくつかの種類があります。
用途に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
一般的な黒鉛筆(HB・B・2B)
最も普及しているのが、黒鉛筆です。
コンビニで在庫されている芯の硬度は、主に以下の3種類に絞られています。
- HB:事務作業や一般的な筆記に適した標準的な硬さ。
- B:HBよりも少し柔らかく、色が濃い。ノート取りなどに適している。
- 2B:さらに柔らかく濃い。小学校の指定などで最も需要が高い。
最近の傾向として、2Bの取り扱いが非常に増えています。
これは、筆圧が弱い子供たちへの配慮や、軽い力でスラスラ書ける感触が好まれているためです。
一方で、FやH以上の硬い芯、または4B以上の極端に柔らかい芯は、コンビニではまず置かれていないと考えてよいでしょう。
マークシート用鉛筆
センター試験(大学入学共通テスト)や資格試験、公務員試験などで必須となるのがマークシート用鉛筆です。
これは、機械が読み取りやすい特別な黒鉛を使用しており、かつ消しゴムで消しやすいという特徴があります。
コンビニでは、これらがセット販売されていることが多いです。
- 鉛筆2〜3本
- 消しゴム
- 簡易鉛筆削り
- 鉛筆キャップ
これらが一つのポーチに入ったセットは、試験当日の朝に「忘れた!」と気づいた際の救世主となります。
赤鉛筆・赤青鉛筆
意外と需要があるのが、丸付けや校正に使用する赤鉛筆です。
コンビニでも、赤鉛筆単体、あるいは赤と青が一本になった「赤青鉛筆」が販売されています。
これらは1本単位、あるいは2本セットで販売されていることが多く、子供の宿題のチェックなどで急に必要になった際に重宝します。
鉛筆と一緒に買いたい関連用品の販売状況
鉛筆を購入する際、忘れてはならないのが周辺小物です。
コンビニではこれらもセットで揃えることが可能です。
鉛筆削り(小型・簡易タイプ)
卓上型の大きな鉛筆削りは置いていませんが、指先サイズの簡易的な鉛筆削りは、文房具コーナーに必ずと言っていいほど置かれています。
価格は100円から200円程度です。
また、前述したマークシートセットには最初から付属していることが多いため、別途購入する必要がない場合もあります。
消しゴム
鉛筆を使う以上、消しゴムは必須です。
コンビニでは「MONO(モノ)」や「Ain(アイン)」といった超定番の消しゴムがほぼ100%の確率で置かれています。
最近では、角で消しやすい多角形消しゴムや、スティックタイプのものも登場していますが、最も確実に入手できるのはレギュラーサイズのブロック消しゴムです。
鉛筆キャップ
カバンの中にそのまま鉛筆を入れると、芯が折れたり内側が汚れたりしてしまいます。
これを防ぐための鉛筆キャップも販売されています。
透明なプラスチック製や、転がりにくい形状のものが一般的です。
コンビニで鉛筆を買うメリットとデメリット
文房具店や100円ショップ、ホームセンターなどでも鉛筆は買えますが、あえてコンビニで買う理由は何でしょうか。
メリット
- 24時間いつでも入手可能:最大の利点です。深夜や早朝の急な入り用に、これ以上の味方はありません。
- 信頼のブランド力:コンビニで扱われているのは、三菱、トンボ、コクヨといった一流メーカー品が中心です。品質が保証されているため、書き味にハズレがありません。
- セット販売が便利:特にマークシート用など、特定の用途に合わせたセット構成は、選ぶ手間を省いてくれます。
デメリット
- 単価がやや高い:100円ショップ(ダイソーやセリアなど)では10本100円などで売られていることがありますが、コンビニでは3本で200円前後と、1本あたりの価格は高くなります。
- 選択肢が少ない:芯の硬度を選んだり、軸のデザインにこだわったりすることは困難です。
- バラ売りが少ない:「1本だけ欲しい」と思っても、パック販売しかされていないケースが多いです。
コンビニに鉛筆が売っていない場合の代替案
万が一、近所のコンビニに在庫がなかったり、お目当ての硬度がなかったりする場合、以下の場所を検討してみてください。
100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥなど)
日中であれば、100円ショップが最も安価に、かつ種類豊富に鉛筆を入手できます。
特に学童用の鉛筆は、12本セットなどで非常にリーズナブルに販売されています。
ただし、深夜営業はしていないため注意が必要です。
ドラッグストア(ウエルシア・スギ薬局・マツモトキヨシなど)
最近の大型ドラッグストアは、コンビニ以上に文房具コーナーが充実していることがあります。
24時間営業、あるいは深夜まで営業している店舗も増えているため、コンビニで見当たらない場合はチェックする価値があります。
スーパーマーケット(イオン・イトーヨーカドーなど)
大型スーパーの文房具売り場は、最も在庫が豊富です。
硬度のラインナップも幅広く、バラ売りにも対応していることが多いです。
また、新学期シーズンなどには特設コーナーも設けられます。
コンビニでの鉛筆購入に関するよくある質問
コンビニで鉛筆を探す際に、多くの方が抱く疑問をまとめました。
- 鉛筆は1本からバラ売りされていますか?
多くのコンビニでは、3本パックや12本ダースなど、パッケージに入ったセット販売が基本です。
残念ながら、文房具店のように1本単位で選んでレジに持っていく「バラ売り」を実施している店舗は極めて稀です。
- 鉛筆削りがないと使えませんか?
コンビニで売られている鉛筆の多くは、あらかじめ削られた状態でパッケージングされています。
そのため、購入後すぐに使用することが可能です。
ただし、一部のダース売り(12本入り)商品の中には、削られていない状態のものも混在している可能性があるため、パッケージの外から芯が出ているか確認することをおすすめします。
- デッサン用の柔らかい鉛筆(4Bや6B)はありますか?
コンビニのラインナップはあくまで「一般筆記用」に特化しています。
デッサンや絵画で使用する4B、6B、あるいは硬い4Hなどは、ほぼ取り扱いがありません。
それらが必要な場合は、画材店や大型の文房具専門店へ行く必要があります。
- コンビニのどこの棚に置いてありますか?
通常、雑誌コーナーの近くや、日用品(ハサミ、のり、封筒など)が置かれている「文房具コーナー」に陳列されています。
棚の最上段や最下段ではなく、目線の高さあたりにフックで吊り下げられていることが多いです。
まとめ
コンビニでの鉛筆販売状況について詳しく解説してきました。
現代ではシャープペンシルが筆記具の主流となりましたが、試験や教育現場、あるいはその独特の書き味を好む方々にとって、鉛筆は依然として欠かせない存在です。
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートのいずれも、基本的には鉛筆を取り扱っています。
- セブン-イレブンは、三菱鉛筆や高品質なPB商品が強み。
- ローソンは、無印良品のシンプルで使い勝手の良いラインナップが魅力。
- ファミリーマートは、コクヨとの共同開発品など、実用性の高いセットが充実。
価格帯は3本入りで150円〜200円、ダース売りで500円〜600円程度が相場です。
多くの場合、最初から削られた状態で販売されているため、急いでいる時でも安心です。
あわせて簡易的な鉛筆削りや消しゴムも同じコーナーで購入できるため、緊急時の筆記用具調達先として、コンビニは最も利便性が高い場所と言えるでしょう。
「今すぐ鉛筆が欲しい」という状況になったら、迷わずお近くのコンビニへ足を運んでみてください。
定番のHBや2Bであれば、確実に見つけることができるはずです。






