急な出張や外回り、あるいは冠婚葬祭への参列など、外出先で「ネクタイを忘れた」「ネクタイを汚してしまった」という事態に見舞われることは珍しくありません。
そのような緊急時に頼りになるのが、街中の至る所にあるコンビニエンスストアです。
結論から申し上げますと、主要なコンビニエンスストアではネクタイを販売しています。
しかし、全ての店舗に必ず在庫があるわけではなく、立地や店舗規模によって取り扱い状況は異なります。
本記事では、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの各社におけるネクタイの販売状況や価格帯、さらには購入時の注意点について詳しく解説します。
コンビニでネクタイは買える?主要3社の取扱状況
日本の大手コンビニチェーンであるセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの多くでは、ビジネスシーンや冠婚葬祭に対応できるネクタイを取り扱っています。
特にオフィス街や駅ナカ、斎場付近の店舗では、需要が高いため在庫が確保されている傾向にあります。
セブン-イレブンのネクタイ販売状況
セブン-イレブンでは、多くの店舗でネクタイが販売されています。
取り扱われているのは、主に「セブンプレミアム」などの自社ブランド、もしくはビジネス用品メーカーの製品です。
ビジネス用の紺色やグレーのレジメンタル(ストライプ)柄のほか、急な葬儀に対応できる黒色のネクタイ(弔事用)が置かれていることが多いのが特徴です。
また、店舗によっては結婚式用の白やシルバーのネクタイもラインナップに含まれています。
ファミリーマートのネクタイ販売状況
ファミリーマートは近年、アパレルラインである「コンビニエンスウェア」に力を入れています。
靴下やTシャツが有名ですが、ネクタイに関しても実用性の高いアイテムを展開しています。
ファミリーマートのネクタイは、1,000円前後の手頃な価格帯で販売されていることが多く、デザインもシンプルで使いやすいものが中心です。
また、自分で結ぶ必要のない「ワンタッチネクタイ(ジッパー式)」が置かれているケースもあり、ネクタイの結び方に自信がない方でも安心して購入できます。
ローソンのネクタイ販売状況
ローソンでも、日用品コーナーの一角にネクタイが陳列されています。
ローソンの場合、無印良品の製品を取り扱っている店舗(ローソン×無印良品)がありますが、無印良品のネクタイは全店導入ではないため、通常のビジネス用品コーナーを確認するのが確実です。
ローソンのラインナップも他社と同様に、ビジネス用・葬儀用がメインとなります。
価格帯も1,500円以内であることが多く、急場をしのぐには十分なクオリティが保たれています。
コンビニで売っているネクタイの種類と価格帯
コンビニで販売されているネクタイは、基本的に「緊急用」としての役割が強いため、バリエーションは限られています。
しかし、最低限必要な種類は網羅されています。
ネクタイの種類
コンビニで一般的に見かけるネクタイの種類は以下の通りです。
- ビジネス用(レギュラー): 紺、グレー、エンジなどの落ち着いた色味のストライプ柄や小紋柄。
- 弔事用(葬儀・法要): 無地の黒色。
- 慶事用(結婚式・披露宴): 白またはシルバー(取り扱いがない店舗も多い)。
- ワンタッチタイプ: 結び目が作られており、首にかけるだけで装着できるタイプ。
販売価格の目安
コンビニで販売されているネクタイの価格は、概ね以下の範囲に収まります。
| 種類 | 価格相場(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| ビジネス用ネクタイ | 1,000円 〜 1,600円 | ポリエステル製が多く、洗濯可能なものもある |
| 冠婚葬祭用(黒・白) | 1,000円 〜 1,500円 | 光沢を抑えたマットな質感が多い |
| ワンタッチネクタイ | 1,200円 〜 1,800円 | 着脱が非常にスムーズ |
百貨店やスーツ専門店で購入すると数千円から1万円以上することを考えると、コンビニのネクタイは非常にコストパフォーマンスに優れていると言えます。
素材は主にポリエステルが使用されており、シルク製のような独特の光沢や手触りには劣りますが、見た目の清潔感や形状維持能力は十分に備わっています。
コンビニでネクタイを探す際のポイント
コンビニでネクタイを探す際、どの店舗でも必ず見つかるわけではありません。
効率よく見つけるためのコツを紹介します。
店舗の立地を確認する
ネクタイの在庫状況は、その店舗の客層に大きく依存します。
以下の場所にあるコンビニは、ネクタイを置いている確率が非常に高いです。
- オフィス街・ビジネス街
- ターミナル駅の構内や駅ビル周辺
- 大型ホテルの近く
- 斎場や葬儀場の近く(特に黒ネクタイ)
一方で、住宅街の小さな店舗や、学生が多く利用するエリア、郊外の店舗では、日用品としての需要が低いため、取り扱いがないか、在庫が極端に少ない場合があります。
売り場の場所を把握する
ネクタイは食品売り場ではなく、日用品・雑貨コーナーに陳列されています。
具体的には以下の商品の近くを探してみてください。
- ワイシャツ、下着、靴下
- ハンカチ、タオル
- 文房具、履歴書
- 香典袋、祝儀袋
特に、香典袋が置かれている棚の付近に黒ネクタイが吊り下げられているケースが多いため、葬儀用を探している場合はそこを重点的にチェックしましょう。
在庫がない場合は店員に確認する
棚に出ていない場合でも、バックヤードに在庫がある可能性や、単に見つけにくい場所に配置されていることがあります。
「ビジネス用のネクタイはありますか?」と店員に尋ねることで、無駄な時間をかけずに済みます。
コンビニ以外でネクタイを安く・早く買う方法
もし近くのコンビニにネクタイがなかった場合、あるいはもう少し選択肢を広げたい場合には、以下の場所も検討してみてください。
100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
ダイソーなどの大型100円ショップでは、110円(税込)から330円(税込)程度でネクタイが販売されています。
コンビニよりもさらに安価ですが、生地が薄かったり、質感がややチープに見えたりすることもあります。
しかし、「とりあえずその場をしのぐ」という目的であれば、十分に実用的です。
ドン・キホーテ(ディスカウントストア)
ドン・キホーテは、ビジネス用品の品揃えが非常に豊富です。
コンビニよりもデザインの種類が多く、価格も1,000円以下のものから数千円のものまで幅広く選べます。
24時間営業の店舗も多いため、深夜や早朝のトラブル時にも非常に頼りになります。
ドラッグストア
都市部の大型ドラッグストア(マツモトキヨシやウエルシアなど)では、ビジネスマン向けの雑貨としてネクタイを置いていることがあります。
ただし、コンビニ以上に店舗による差が激しいため、まずはコンビニを優先して探すのが効率的です。
コンビニのネクタイは「ダサい」のか?
急遽コンビニでネクタイを購入する際、気になるのが「見た目の品質」です。
安っぽいネクタイを締めていると、周囲にマナーが悪い、あるいは身だしなみに無頓着だと思われないか不安になる方もいるでしょう。
結論から言えば、最近のコンビニネクタイは、一見しただけでは安物だと分からないほど品質が向上しています。
もちろん、高級なシルクタイと比較すれば、重厚感やノット(結び目)の立体感には差が出ます。
しかし、一般的なビジネススーツに合わせて正しく締めれば、不自然に見えることはまずありません。
むしろ、汚れたネクタイを使い続けたり、ノーネクタイでマナー違反になるよりは、コンビニで新調した清潔なネクタイを着用する方が遥かに好印象を与えます。
緊急時のための豆知識:ネクタイの選び方とケア
コンビニでネクタイを手に入れた後に役立つ、ちょっとしたテクニックを紹介します。
色選びに迷ったら「ネイビー」
ビジネスシーンで急にネクタイが必要になり、数種類の中から選べる場合は、迷わずネイビー(紺色)のレジメンタル柄や無地を選びましょう。
ネイビーは誠実さや清潔感を演出する色であり、どのような色のスーツ(紺、グレー、黒)にも調和するため、失敗がありません。
結び目の形を整える
ポリエステル製のネクタイは、シルクに比べて生地に弾力があるため、結び目が緩みやすい傾向があります。
装着する際は、「プレーンノット」でしっかりと結び、結び目の下に「ディンプル(くぼみ)」を作るように意識すると、安価なネクタイでも格段に見栄えが良くなります。
シワがついている場合の対処法
コンビニのパッケージに入っているネクタイには、稀に折りシワがついていることがあります。
そのまま着用すると見栄えが悪いため、可能であれば宿泊先のホテルやオフィスの洗面所で、軽く湿らせてから吊るしておくか、スチームアイロン(または浴室の蒸気)に当てるとシワが綺麗に伸びます。
まとめ
コンビニエンスストアでのネクタイ販売について解説してきました。
主要なポイントを改めて整理します。
- セブン・ローソン・ファミマの各社でネクタイは販売されている。
- 価格帯は1,000円から1,600円程度で、ビジネス用と冠婚葬祭用(特に黒)が中心。
- オフィス街や駅ナカ、斎場付近の店舗では在庫が豊富。
- 品質は「緊急用」として十分に実用的なレベルに達している。
- 見当たらない場合は日用品コーナーを確認し、店員に尋ねる。
ネクタイを忘れたり汚したりしてしまった時でも、焦る必要はありません。
お近くのコンビニへ駆け込めば、手頃な価格で清潔感のあるネクタイを手に入れることができます。
万が一の事態に備え、この記事で紹介した探し方のポイントをぜひ覚えておいてください。






