車の買い替え時期に、誰にでも当てはまる決まった年数はありませんが、目安を知っておくと購入計画を立てやすくなります。

平均的な保有期間や走行距離に加え、修理費、車検、家族構成の変化などを総合的に見て判断することが大切です。

この記事では、車の平均買い替え時期と、今の車を乗り続けるか買い替えるかを判断するポイントを紹介します。

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車の平均買い替え時期は何年?

平均保有期間はおよそ7年が目安

日本自動車工業会の「2023年度乗用車市場動向調査」では、乗用車の平均保有期間は約7.2年とされています。

この数値は、調査対象者が車を保有した期間の平均であり、すべての人が7年で買い替えるべきという意味ではありません。

車の種類や購入方法、年間走行距離、整備状況、使い方によって、適切な買い替え時期は異なります。

平均保有期間を参考にしながら、車の状態や維持費、今後の使用予定を確認して判断しましょう。

新車と中古車では買い替え時期が変わる

新車は購入時点で車両の状態が良く、メーカー保証が付いていることも多いため、長期間乗り続ける人がいます。

中古車は購入時の年式や走行距離、整備履歴によって状態が異なり、購入後の使用期間にも幅があります。

そのため、平均保有期間を新車と中古車にそのまま当てはめるのではなく、購入時の状態を踏まえて考える必要があります。

中古車の場合は、購入時の年式だけでなく、走行距離や修復歴、点検記録も買い替え判断の参考になります。

確認する目安買い替えを考え始める時期注意点
保有年数購入から7年前後平均的な保有期間であり、必ず買い替える年数ではありません。
走行距離10万km前後走行距離だけでなく、整備履歴や車の状態も確認します。
車検次回車検の数カ月前車検費用と今後の修理費を合わせて検討します。
修理費高額な修理が必要になったとき修理後に安心して乗れる期間や、別の故障の可能性も考慮します。

年数・走行距離から見る買い替えの目安

購入から7年前後は維持費を見直す時期

車は年数が経つにつれて、タイヤやバッテリーなどの消耗品に加え、部品の劣化による整備が必要になることがあります。

購入から7年前後になったら、これまでの修理履歴と今後想定される整備内容を確認してみましょう。

故障が少なく、維持費も無理のない範囲で、安全に使えている場合は、年数だけを理由に買い替える必要はありません。

反対に、修理や部品交換が続いて家計への負担が増えている場合は、買い替え費用と比較する時期です。

走行距離10万kmは検討のきっかけ

走行距離が10万kmに達すると、車種や整備状況によっては、消耗部品の交換や大きな整備が必要になる場合があります。

ただし、10万kmを超えた車がすぐに使えなくなるわけではなく、適切な点検や整備を続ければ走行できる車もあります。

走行距離の数字だけで判断せず、エンジンや足回りの状態、過去の整備内容、今後の修理見込みを整備工場に確認しましょう。

年間走行距離が多い人は、年数が短くても車の各部品に負担がかかっている可能性があります。

年数と走行距離はセットで確認する

短期間で長距離を走る車と、長期間保有していても走行距離が少ない車では、負担がかかる部品や劣化の状況が異なります。

走行距離が少なくても、長期間動かさないことでバッテリーやゴム部品などに影響が出ることがあります。

年数と走行距離のどちらか一方だけではなく、使用環境や定期点検の記録も合わせて確認することが重要です。

車の買い替えを判断する7つのポイント

修理費用が高額になっている

高額な修理が必要になったときは、修理後も乗り続ける場合と、買い替える場合の総費用を比べましょう。

修理費だけでなく、今後の車検費用や消耗品の交換費用、故障時に車を使えない不便さも検討材料になります。

一度の修理費が高くても、その後長く安心して乗れるなら修理が合理的な場合があります。

一方で、修理しても別の部品の故障が予想される場合や、短期間に修理が重なっている場合は、買い替えも選択肢です。

故障や不具合が繰り返し発生する

同じ箇所の不具合が再発したり、複数の部品に故障が続いたりすると、維持費が予想以上にかさむことがあります。

警告灯の点灯、異音、振動、異臭などがある場合は、買い替えを決める前に整備工場で点検を受けてください。

安全に関わる不具合が疑われるときは、無理に走行せず、販売店や整備工場に相談することが大切です。

車検費用と今後の整備費が大きい

車検の時期は、買い替えを検討するきっかけの一つです。

車検費用には、法定費用のほか、点検整備費や部品交換費などが含まれる場合があります。

車検の見積もりを取ったら、次の車検までに見込まれる整備費も確認し、買い替え後の費用と比べましょう。

車検を通した直後に買い替えると、車検にかかった費用を十分に活用できないこともあるため、早めの情報収集がおすすめです。

燃費や維持費が負担になっている

燃料価格や走行距離によっては、燃費の良い車へ乗り換えることで、燃料費を抑えられる可能性があります。

ただし、燃費の差だけで車両価格の差を回収できるとは限らないため、年間走行距離や保有予定年数を踏まえて計算しましょう。

自動車税種別割、保険料、駐車場代、メンテナンス費なども含めて、現在の車と買い替え候補の年間維持費を比べることが重要です。

安全装備や使い勝手が現在の生活に合わない

家族が増えた、子どもが成長した、通勤方法が変わったなど、生活環境の変化も買い替えを考える理由になります。

チャイルドシートを使う、荷物を多く積む、長距離を頻繁に走るなど、現在の使い方に合う車種を検討しましょう。

衝突被害軽減ブレーキなどの運転支援機能を希望する場合は、装備の有無だけでなく、機能の作動条件も確認してください。

車の安全性や快適性に不安がある

ブレーキやタイヤ、灯火類などの安全に関わる部分に不安があるときは、年数にかかわらず点検が必要です。

点検の結果、修理して安全に使える状態に戻るなら、買い替えを急ぐ必要はありません。

安全性を確保するための修理が難しい場合や、修理費が高額で今後の不具合も懸念される場合は、買い替えを検討しましょう。

車の売却価格が下がる前に検討したい

車の査定額は、年式や走行距離、車種の人気、車両状態、市場の需要などによって変わります。

年式が古くなったり走行距離が増えたりすると、査定額が下がる傾向はありますが、すべての車が同じように値下がりするわけではありません。

売却を考え始めたら複数の買取店や販売店で査定を受け、査定額と買い替えに必要な総額を確認しましょう。

車検や税金を理由に買い替えるときの注意点

車検のタイミングだけで決めない

自家用乗用車の車検は、新車登録後の初回が3年後、その後は原則として2年ごとです。

車検が近いからといって、必ず買い替えたほうが得になるわけではありません。

車検を通して乗り続ける費用と、車を購入する費用、諸費用、保険料などを比較して判断しましょう。

買い替えを決めてから納車まで時間がかかることもあるため、車検満了日の直前ではなく、数カ月前から動き始めると安心です。

経年による税負担の変化を確認する

自動車税種別割や自動車重量税は、車種、燃料の種類、登録時期、環境性能などによって税額や適用条件が異なります。

一定年数を経過した車では税負担が変わる場合がありますが、年数だけで一律に買い替えが必要になるわけではありません。

税額は制度改正や車両区分によって変わるため、正確な金額は自治体や国土交通省などの公的情報で確認してください。

修理か買い替えかを費用で比較する方法

今後の維持費を見積もる

修理か買い替えかを比べるには、まず現在の車に今後かかる費用を見積もります。

車検、定期点検、修理、消耗品、燃料、税金、保険などを、今後数年間の保有期間に合わせて整理しましょう。

整備工場に今後交換が必要になりそうな部品を確認すると、見落としを減らせます。

買い替えにかかる総額を確認する

買い替え費用は車両本体価格だけでなく、税金、登録費用、保険料、オプション、ローン金利などを含めて考えます。

現在の車を売却する場合は、査定額を購入費用から差し引いた実質負担額を確認しましょう。

月々の支払額だけで比較すると、支払期間や金利の違いを見落とすことがあるため、支払総額も確認してください。

比較項目乗り続ける場合買い替える場合
初期費用必要な修理費や車検費用を確認します。車両価格、登録費用、税金などを確認します。
毎年の費用燃料費、保険料、税金、整備費を見積もります。燃料費、保険料、税金、ローン返済額を見積もります。
売却額将来の査定額が下がる可能性を考慮します。現在の車の査定額を購入資金に反映します。
使いやすさ現在の車をそのまま使える利点があります。用途や安全装備を見直せる利点があります。

買い替えをスムーズに進める手順

1.車の状態と使い方を整理する

最初に、車の年式、走行距離、修理履歴、車検満了日、現在の不具合を確認します。

通勤や送迎などの用途、年間走行距離、必要な乗車人数、駐車場の広さも整理しておきましょう。

2.修理費と査定額を調べる

整備工場で今後必要な整備を相談し、修理する場合の費用を見積もります。

同時に、複数の買取店や販売店で査定を受けると、現在の車の価値を把握しやすくなります。

査定額は車の状態や市場状況で変わるため、提示された金額の有効期限や条件も確認してください。

3.買い替え候補の総額を比較する

希望する車種を絞り、車両価格、諸費用、オプション、ローン条件を含めた見積もりを取りましょう。

新車と中古車のどちらを選ぶ場合も、保証内容や納車時期、点検整備の範囲を確認することが大切です。

4.売却と納車の時期を調整する

車を売却してから次の車が納車されるまでの期間を確認し、移動手段に困らないように計画します。

通勤や送迎で車が必要な場合は、納車日と引き渡し日を販売店と調整しましょう。

車を長く乗り続けるためにできること

定期点検を受け、エンジンオイルやタイヤなどの消耗品を適切な時期に交換することは、車の状態を保つうえで重要です。

警告灯や異音などの変化に気づいたときは放置せず、早めに整備工場へ相談しましょう。

点検整備の記録を保管しておくと、車の状態を把握しやすく、売却時の説明にも役立ちます。

ただし、整備を続けても経年劣化を完全に防げるわけではないため、修理費や安全性を定期的に見直してください。

車の買い替え時期に関するよくある質問

10年乗った車は買い替えるべきですか?

10年という年数だけで買い替えを決める必要はありません。

故障の状況、走行距離、修理費、車検費用、安全性を確認し、無理なく維持できるかどうかで判断しましょう。

走行距離が少なければ長く乗れますか?

走行距離が少ないことは車の状態を判断する一つの材料ですが、それだけで長く乗れるとは限りません。

保管環境や整備状況、経年による部品の劣化も影響するため、定期的な点検が必要です。

車検を通したばかりでも買い替えてよいですか?

車検後に買い替えることも可能ですが、車検費用を含めた総負担を確認してから判断しましょう。

車の状態に問題がなく、車検後も安心して使える見込みがあるなら、乗り続ける選択肢もあります。

まとめ

車の平均保有期間は約7年が目安とされていますが、これは買い替えを義務づける年数ではありません。

走行距離10万kmや車検の時期も判断材料になりますが、車の状態や今後の整備費を合わせて確認することが大切です。

修理費、維持費、査定額、買い替え後の総額を比較し、自分の生活や予算に合ったタイミングを選びましょう。

安全に関わる不具合がある場合は、買い替えの検討と並行して、まず専門業者に点検を依頼してください。

平均値だけにとらわれず、車の状態と使い方を基準に判断することが、納得できる買い替えにつながります。