賞味期限が切れたレトルト食品は、期限を過ぎたからといって直ちに食べられなくなるわけではありませんが、保存状態や包装の状態によっては安全性を判断できません。

食べないと決めた場合は、中身を排水口に流さず、自治体の分別ルールに沿って処分しましょう。

この記事では、レトルト食品の中身とパウチの捨て方、処分するときの注意点を紹介します。

賞味期限切れのレトルト食品は食べられる?

賞味期限と消費期限の違い

賞味期限は、未開封で表示された方法どおりに保存した場合に、おいしく食べられる品質の目安となる期限です。

消費期限は、未開封で適切に保存した場合に、安全に食べられる期限を示します。

レトルト食品には賞味期限が表示されていることが多く、期限を過ぎた時点ですぐに食べられなくなるとは限りません。

ただし、期限を過ぎた食品の品質や安全性が保証されるわけではなく、見た目やにおいだけで安全かどうかを確実に判断することもできません。

食べずに処分したほうがよい状態

パウチが膨らんでいる、破れている、液漏れしている、封がはがれているなどの場合は、食べずに処分してください。

開封後に異臭や変色、カビなどに気づいた場合も、味見をせずに捨てましょう。

未開封で外観に異常がなくても、表示された保存方法を守れなかった場合や、期限を大幅に過ぎている場合は、無理に食べないことが大切です。

体調に不安がある人や、乳幼児、高齢者、妊娠中の人などが食べる場合は、期限切れの食品を避けると安心です。

レトルト食品を捨てる前に確認すること

自治体の分別ルールを確認する

レトルト食品のパウチは、素材や自治体のルールによって、プラスチック製容器包装、可燃ごみなどに分別されます。

同じような見た目のパウチでも、自治体によって分別方法が異なることがあるため、パッケージの識別表示と自治体のごみ分別案内を確認してください。

識別表示があっても、自治体が定める分別方法が優先されます。

処分方法がわからない場合は、自治体の公式サイトで「レトルト食品のパウチ」や「汚れたプラスチック容器」などの品目を検索するか、清掃担当窓口に問い合わせましょう。

中身を排水口に流さない

レトルト食品の中身をシンクやトイレに流すと、油分や固形物が排水管に付着したり、詰まりの原因になったりするおそれがあります。

カレーやシチューのように油分や具材を含むものは、特に排水口へ流さないようにしてください。

また、食品を流すと排水設備や処理施設に負担がかかる場合があるため、固形物だけでなくスープ状の中身も適切に処分しましょう。

レトルト食品の中身の捨て方

少量なら紙などに吸わせて捨てる

中身が少量の場合は、新聞紙、キッチンペーパー、古布などに吸わせ、液漏れしないように包んでから処分する方法があります。

袋に入れる場合は、自治体の分別ルールに合ったごみ袋を使い、口をしっかり閉じましょう。

食品の中身は、自治体によって可燃ごみや生ごみなど扱いが異なるため、地域のルールに従ってください。

量が多い場合は漏れないように包む

中身が多い場合は、新聞紙や吸水材を敷いた袋や容器に入れ、こぼれないようにして処分します。

一度に大量の液体を袋へ入れると重みで破れることがあるため、吸水材を使い、必要に応じて袋を二重にしてください。

生ごみとして出す地域では、液体を切るなど自治体が案内する方法に従い、収集時に中身が漏れない状態にしましょう。

中身を取り出すためにパウチを切る場合は、袋の端で手を切らないように注意してください。

未開封のまま捨てる場合

中身を取り出すのが難しい場合でも、未開封のパウチをそのまま捨てられるかどうかは自治体によって異なります。

中身と容器を分けるよう定められている地域では、可能な範囲で分別し、難しい場合は自治体に確認してください。

中身入りのまま可燃ごみに出す場合は、収集時に破れて漏れないよう、袋に入れて口を閉じるなどの対策をしましょう。

レトルトパウチの捨て方

中身を出した後は表示と自治体のルールで分別する

中身を取り除いたパウチは、識別表示を確認したうえで、自治体の分別区分に従って出します。

プラスチック製容器包装として回収する地域では、食品の残りが付着していると回収対象外になる場合があります。

汚れを落とせる場合は、自治体の案内に従って洗うか、拭き取ってから出してください。

洗っても汚れやにおいが取れない場合や、洗浄が難しい場合は、可燃ごみなど別の区分になることがあります。

分別のために大量の水や洗剤を使う必要はありませんが、最終的には自治体の指定を確認してください。

アルミを含むパウチも素材だけで決めない

レトルトパウチには、プラスチックにアルミ箔などを組み合わせた複合素材が使われていることがあります。

複合素材だからといって一律に不燃ごみになるわけではなく、識別表示や自治体の分別方法によって扱いが変わります。

見た目や手触りだけで判断せず、自治体の分別辞典で品目を確認しましょう。

膨らんだり漏れたりしたパウチの処分方法

パウチが大きく膨らんでいる場合や、液漏れしている場合は、品質に問題が起きている可能性があるため、開封して食べないでください。

中身のにおいを確かめようと顔を近づけたり、味見をしたりするのは避けましょう。

袋を強く押したり、針やはさみで穴を開けたりすると、中身が飛び散るおそれがあります。

自治体の分別ルールを確認し、漏れないよう袋に入れて処分してください。

液漏れがひどい場合は、手袋を使って周囲を拭き取り、使用した紙なども袋に入れて処分すると衛生的です。

体に中身が付着した場合は、流水で洗い流し、気分が悪くなったときは医療機関などに相談してください。

捨てるときに避けたいこと

  • 中身をシンクやトイレに流すこと
  • 膨らんだパウチを押したり、穴を開けたりすること
  • 自治体の分別方法を確認せず、容器を一律にプラスチックごみや不燃ごみに出すこと
  • 汚れたパウチを、洗浄の要否を確認せず資源回収に出すこと
  • 期限切れという理由だけで、未開封の食品を食べても安全だと決めつけること

まとめ

賞味期限切れのレトルト食品は、期限を過ぎたからといって直ちに食べられなくなるとは限りませんが、安全性が保証されるわけではありません。

パウチの膨らみや破れ、液漏れなどの異常がある場合は、開封や味見をせずに処分しましょう。

中身は紙などに吸わせるか、漏れないように包んで捨て、排水口には流さないでください。

パウチの分別方法や汚れの扱いは地域によって異なるため、識別表示だけで判断せず、自治体の最新のごみ分別ルールを確認することが大切です。