急に面接が決まった際や、書き損じをして予備がなくなってしまった際、もっとも身近で頼りになるのがコンビニエンスストアです。
現代においてコンビニは単なる小売店ではなく、ビジネスシーンに必要なインフラとしての役割も果たしています。
履歴書についても、多くの店舗で24時間いつでも購入することが可能です。
しかし、いざ店頭に行ってみると「どの種類を選べばよいのか」「いくらくらいで買えるのか」と迷ってしまうこともあるでしょう。
また、最近では現物を購入するだけでなく、スマートフォンで作成したデータをマルチコピー機で印刷するスタイルも一般的になっています。
本記事では、主要コンビニチェーンでの履歴書の取り扱い状況から、印刷方法、注意点まで、テクニカルな視点で詳しく解説します。
コンビニで履歴書は買える?主な取り扱い状況
結論から申し上げますと、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといった主要なコンビニエンスストアでは、ほぼ確実に履歴書が販売されています。
住宅街の店舗からオフィス街、駅ナカの店舗に至るまで、文房具コーナーの一角に配置されているのが一般的です。
履歴書が置かれている場所
コンビニの店内では、ノートやボールペン、封筒などが並んでいる「文房具・事務用品コーナー」を探してください。
通常、雑誌棚の近くや、日用品が並ぶ通路の端に設置されていることが多いです。
履歴書はA4サイズやB5サイズと大きいため、棚の下段や、フックに吊り下げられた状態で陳列されています。
在庫状況の注意点
ほとんどの店舗で取り扱いがありますが、小規模な店舗や在庫の回転が遅い店舗では、一時的に品切れになっているケースも稀にあります。
特に就職・転職シーズンや、近隣で大規模な採用イベントがある場合は需要が高まります。
確実に手に入れたい場合は、事前に電話で在庫を確認するか、近隣の複数店舗を候補に入れておくと安心です。
セブン・ファミマ・ローソン各社の履歴書の種類と値段
各コンビニチェーンでは、一般的に「JIS規格」に準拠した履歴書セットが販売されています。
セット内容は、履歴書本体のほかに、提出用の封筒や証明写真貼付用の両面テープが同梱されているものが主流です。
セブン-イレブンの取り扱い
セブン-イレブンでは、コクヨなどの大手文具メーカー製品や、プライベートブランドに近い形態で履歴書が置かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な種類 | JIS規格、パート・アルバイト用、一般就職用 |
| サイズ | A4(見開きA3)、B5(見開きB4) |
| 価格帯 | 100円〜300円前後 |
| 付属品 | 封筒(長形3号など)、写真用シール |
セブン-イレブンの特徴は、「セブンプレミアム」の文具シリーズとして展開されている場合があり、品質が安定している点にあります。
ファミリーマートの取り扱い
ファミリーマートでも同様に、文具コーナーで履歴書セットを見つけることができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な種類 | JIS規格、転職用、パート・アルバイト用 |
| サイズ | A4、B5 |
| 価格帯 | 100円〜250円前後 |
| 付属品 | 封筒、写真固定用シール |
ファミリーマートでは、転職者に特化した「職務経歴書」がセットになっているタイプも多く見受けられます。
ローソンの取り扱い
ローソンでも、他のチェーンと同様に標準的な履歴書が販売されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な種類 | JIS規格、一般用 |
| サイズ | A4、B5 |
| 価格帯 | 100円〜300円前後 |
| 付属品 | 封筒、写真用シール、履歴書の書き方手引き |
ローソンの場合、店舗によって「無印良品」のコーナーが設置されていることがありますが、無印良品の履歴書はシンプルなフォーマットが多いため、提出先の指定がないか確認が必要です。
コンビニで購入できる履歴書セットの種類と選び方
コンビニで売られている履歴書には、いくつかのバリエーションがあります。
自分の状況に合わせて最適なものを選ぶことが、書類選考を通過するための第一歩となります。
JIS規格履歴書
もっとも一般的で、どのような企業への応募にも適しているのが「JIS規格」の履歴書です。
学歴・職歴欄が広く取られており、公的な書類としても信頼性が高いフォーマットです。
迷った場合は、このJIS規格を選んでおけば間違いありません。
パート・アルバイト用履歴書
パートやアルバイトの応募に特化した履歴書です。
「希望勤務曜日」や「勤務時間」を記入する欄が設けられており、シフト制の仕事に応募する際に便利です。
一方で、正社員の採用試験にこれを使用すると、意欲が低いとみなされる恐れがあるため注意してください。
一般・転職用履歴書
自己PRや志望動機、特技などを記載するスペースが広く確保されているタイプです。
自分の強みを詳しく伝えたい場合や、職務経歴の一部を履歴書内でも強調したい場合に適しています。
また、職務経歴書が数枚セットになっているものもあります。
コンビニのマルチコピー機で履歴書を印刷する方法
近年、もっとも利用者が増えているのが、Web上で作成した履歴書PDFやテンプレートをコンビニのコピー機で出力する方法です。
手書きの必要がなく、修正も容易なため、効率的に就職活動を進めることができます。
ネットワークプリントサービスを利用する
パソコンやスマートフォンで作成した履歴書のファイルを、専用のクラウドサービスにアップロードし、発行された「予約番号」をコンビニのコピー機に入力して印刷する方法です。
- セブン-イレブン
かんたんnetprintというアプリや公式サイトを利用。
ユーザー登録なしでも利用可能で、ファイルをアップロードすると8桁のプリント予約番号が発行される。
店舗のマルチコピー機で「プリント」を選択し、番号を入力すると印刷が完了する。
- ファミリーマート・ローソン
ネットワークプリントサービスを利用。
アプリやブラウザからファイルを登録し、発行されたユーザー番号を店舗のコピー機に入力して印刷する。
USBメモリやSDカードから直接印刷する
作成したPDFデータをUSBメモリなどの記憶媒体に保存し、直接店舗のコピー機に差し込んで印刷することも可能です。
この方法は、通信環境に左右されず、かつ通信料やクラウドサービスの手間を省けるというメリットがあります。
履歴書印刷専用アプリの活用
最近では、履歴書作成に特化したスマートフォンアプリが多く存在します。
これらのアプリ内で必要事項を入力し、そのままコンビニ印刷用の番号を発行できるため、パソコンを持っていない方でもクオリティの高い履歴書を作成できます。
コンビニで履歴書を印刷する際の注意点
コンビニのコピー機は非常に高性能ですが、履歴書を印刷する際にはいくつか気を付けるべきテクニカルなポイントがあります。
用紙のサイズと種類
履歴書のサイズは、一般的に「A4サイズ(見開きA3)」または「B5サイズ(見開きB4)」です。
多くの企業ではA4サイズが推奨されます。
コンビニで印刷する場合、普通紙にプリントすることになりますが、市販の履歴書セットに比べると紙が薄く感じられることがあります。
もし、より本格的な仕上がりを求めるのであれば、ローソンやファミリーマートの一部店舗で提供されている「履歴書プリント」などのコンテンツサービスを利用すると、履歴書専用の厚手の用紙で出力できる場合があります。
白黒プリントかカラープリントか
履歴書に写真をデータとして貼り付けている場合は、カラープリントを選択しましょう。
一方で、後から証明写真を直接貼る予定であれば、白黒プリントでも問題ありません。
ただし、清潔感や視認性を考慮すると、文字がくっきりと見える高品質なモードで印刷することをお勧めします。
片面印刷か両面印刷か
履歴書は通常、見開きの状態で使用するか、A4用紙2枚に分けて印刷します。
1枚の用紙の表裏に印刷する「両面印刷」は避けるのがマナーです。
採用担当者が書類をファイリングしたり、コピーを取ったりする際に不便が生じるためです。
2枚になる場合は、クリップで留めるか、ホッチキス留めの指定があるかを確認してください。
コンビニで履歴書とあわせて揃えられるアイテム
コンビニの強みは、履歴書本体だけでなく、提出までに必要な周辺アイテムをすべてその場で揃えられる点にあります。
筆記用具(ボールペン)
手書きで作成する場合、消せるボールペン(フリクションなど)は厳禁です。
コンビニでは、油性またはゲルインクの黒ボールペンを購入できます。
太さは0.5mmが標準的で、もっとも読みやすいとされています。
印鑑と朱肉
最近では押印不要の履歴書が増えていますが、企業によっては捺印を求められることもあります。
一部のコンビニでは認印(三文判)を在庫していることがありますが、すべての名字が揃っているわけではありません。
必要な場合は、事前に確認が必要です。
証明写真
コンビニの店頭には、「証明写真機(Ki-Re-iなど)」が設置されていることが多いです。
また、スマートフォンで撮影した写真をコンビニのコピー機で証明写真サイズにプリントできるサービス(ピクチャンなど)も非常に安価で便利です。
封筒と切手
履歴書セットに封筒が含まれていない場合や、予備が必要な場合、文具コーナーで白封筒(角形2号など)を購入できます。
また、レジで切手も販売されているため、その場で郵送の準備を整えることも可能です。
ただし、重量によって料金が変わるため、不安な場合は郵便局の窓口を利用するか、コンビニに設置されているポストに投函する前に重さを確認しましょう。
コンビニで履歴書を準備するメリット・デメリット
利便性の高いコンビニ利用ですが、メリットだけでなくデメリットも理解した上で活用しましょう。
メリット
- 24時間365日いつでも入手可能: 深夜や早朝でも準備ができるため、急な入用にも対応できます。
- セット内容が充実している: 封筒や写真用シールが同梱されており、買い足しの手間が省けます。
- デジタルとの親和性が高い: スマホ一つで作成から印刷まで完結できます。
デメリット
- 種類が限定的: 文房具店や大型書店に比べると、特殊なフォーマット(クリエイティブ職向けなど)は置いていないことが多いです。
- コスト: 1枚あたりの単価で見ると、10枚入りなどのパック商品を家電量販店などで買うよりは割高になります。
- 用紙の質感: コピー機で印刷する場合、標準のコピー用紙では「安っぽさ」が出てしまう懸念があります。
まとめ
履歴書が必要になった際、コンビニエンスストアはもっとも身近で強力な味方となります。
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのいずれでも、JIS規格に準拠した履歴書セットが数百円で販売されており、さらにはマルチコピー機を駆使することでデジタルデータの印刷も容易に行えます。
手書きにこだわるのであれば店頭で「履歴書セット」を購入し、効率を重視するのであれば「ネットワークプリント」を活用するのが現代のスタンダードな活用法です。
ただし、紙の厚みやサイズ、封筒のマナーなど、細かいポイントを疎かにすると、第一印象を損ねてしまう可能性もあります。
コンビニの利便性を最大限に活かしつつ、提出先のルールやマナーをしっかりと守った書類作成を心がけてください。
この記事を参考に、自信を持って応募書類を完成させ、採用への一歩を踏み出しましょう。






