ししゃもは、日本の食卓において非常に親しみ深い魚の一つとして知られています。

お弁当のおかずやお酒のおつまみとして、世代を問わず愛されている食材です。

しかし、いざスーパーへ買いに行こうとすると、どの売り場を探せば良いのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

また、店頭に並んでいるししゃもにはいくつかの種類があり、味や価格も大きく異なります。

この記事では、スーパーにおけるししゃもの正確な売り場や、種類ごとの違い、さらには美味しい個体の選び方まで詳しく解説します。

これからお買い物に行かれる方は、ぜひ参考にしてみてください。

ししゃもはスーパーのどこに売ってる?主な売り場を解説

スーパーの中でししゃもを探す際、まず向かうべきなのは鮮魚コーナーの一角にある「塩干物(えんかんぶつ)売り場」です。

ししゃもは生の状態で流通することは稀であり、ほとんどが干物や塩蔵品として加工されています。

そのため、アジの開きやホッケの干物、しらすなどが置かれている棚に並んでいることが一般的です。

店舗によっては、おつまみ向けの加工品として、珍味コーナーの近くに配置されていることもあります。

また、大型のスーパーであれば、冷凍食品コーナーに「冷凍ししゃも」が常備されているケースも多いです。

冷凍品は賞味期限が長いため、ストック用として購入したい場合に非常に便利です。

もし鮮魚コーナーで見当たらない場合は、冷凍食品の棚もチェックしてみることをおすすめします。

スーパーで買えるししゃもの種類と違い

スーパーで見かけるししゃもには、大きく分けて「カペリン(カラフトシシャモ)」と「本ししゃも」の2種類が存在します。

私たちが普段、安価に購入しているものの多くはカペリン(カラフトシシャモ)と呼ばれる代用魚です。

一方で、日本固有の種である「本ししゃも」は非常に希少価値が高く、高級食材として扱われています。

これら2つの違いを正しく理解しておくことで、用途に合わせた買い分けができるようになります。

カペリン(カラフトシシャモ)の特徴

カペリンは、ノルウェーやカナダ、アイスランドなどの北半球で大量に漁獲される魚です。

スーパーで「子持ちししゃも」として1パック200円から300円程度で売られているのは、ほとんどがこの種類です。

一年中安定して流通しており、卵のプチプチとした食感を存分に楽しめるのが最大の特徴です。

身の味は比較的あっさりとしており、塩気が強めに調整されていることが多い傾向にあります。

本ししゃもの特徴

本ししゃもは、世界中で日本の北海道の太平洋沿岸だけでしか獲れない貴重な魚です。

カペリンと比べると体格が大きく、身に豊かな旨味と脂が乗っているのが特徴です。

スーパーで見かける機会は非常に少なく、デパ地下や高級スーパー、あるいは北海道フェアなどの催事でしかお目にかかれません。

価格もカペリンの数倍から、時には十倍以上の値段がつくことも珍しくありません。

本物の味を楽しみたいという方は、パッケージの裏面を確認し、「国内産」や「本ししゃも」の記載があるか探してみてください。

カペリンと本ししゃもの比較表

比較項目カペリン(カラフトシシャモ)本ししゃも
主な産地ノルウェー・カナダ・アイスランド日本(北海道・太平洋沿岸)
価格帯安価(大衆向け)高価(高級食材)
流通時期通年(冷凍・加工品)10月〜11月(旬の時期)
味の特徴卵の食感がメイン身の旨味とコクが強い
見た目鱗が細かく全体的に青みがかった銀色鱗が大きく全体的に黄色・茶色がかった色

地域やエリアによる品揃えの傾向

ししゃもの品揃えは、住んでいる地域やスーパーの規模によっても大きく異なります。

関東圏や関西圏の一般的なスーパーでは、利便性を重視してカナダ産やノルウェー産の子持ちししゃもが主力商品となります。

ファミリー層が多い郊外の大型スーパーでは、大容量パックの冷凍ししゃもが充実している傾向があります。

一方で、産地である北海道に近い北日本のスーパーでは、秋から冬にかけて「生の本ししゃも」が店頭に並ぶことがあります。

これは他の地域ではまず見られない光景であり、地元ならではの贅沢な楽しみ方と言えるでしょう。

また、都市部の百貨店内にあるスーパーなどでは、品質にこだわった「特大サイズ」のししゃもが厳選して置かれていることもあります。

スーパーで美味しいししゃもを見分ける選び方

せっかく購入するのであれば、鮮度が良く美味しいししゃもを選びたいものです。

パック越しでも確認できる、良質なししゃもの見分け方をいくつかご紹介します。

お腹のハリを確認する

子持ちししゃもを選ぶ際は、お腹がふっくらと膨らんでいて、弾力がありそうなものを選んでください。

お腹が萎んでいたり、破れて卵が漏れ出したりしているものは、鮮度が落ちているか加工から時間が経過している可能性があります。

皮のツヤと色を見る

表面に美しい光沢があり、銀色が鮮やかなものを選ぶのがポイントです。

乾燥しすぎて表面がカサカサしていたり、全体的に色がくすんでいたりするものは避けた方が賢明です。

本ししゃもの場合は、特有の飴色(黄色がかった茶色)が濃く出ているものが脂の乗りが良いとされています。

身の太さとサイズをチェック

全体的に身が太く、頭から尾までしっかりとした体型をしている個体は、食べ応えがあります。

特に背の部分が厚く盛り上がっているものは、栄養を蓄えていて味が濃い傾向にあります。

ししゃもを美味しく食べるための調理のコツ

スーパーで購入したししゃもを家庭でより美味しく食べるには、焼き方に少しの工夫が必要です。

一般的には魚焼きグリルを使用しますが、実はオーブントースターを使うのが最も手軽で失敗が少ない方法です。

天板にアルミホイルを敷き、ししゃもが重ならないように並べてから、強火で5〜7分ほど焼いてください。

途中で裏返す必要はなく、皮がパリッとして表面から細かい泡(脂)が出てきたら食べ頃です。

フライパンで焼く場合は、クッキングシートを敷くことで皮がくっつくのを防ぎ、綺麗に焼き上げることができます。

焼きすぎると中の卵が硬くなってしまうため、余熱も考慮して少し早めに火を止めるのがコツです。

ししゃもの栄養価と健康へのメリット

ししゃもは単に美味しいだけでなく、非常に優れた栄養価を持つ健康食材でもあります。

頭から尻尾まで丸ごと食べられるため、カルシウムを効率よく摂取できるのが大きな魅力です。

特に成長期のお子様や、骨粗鬆症が気になる高齢の方にとっては、理想的な副菜と言えるでしょう。

また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富に含まれており、理にかなった栄養バランスを誇っています。

さらに、青魚特有の栄養素であるEPAやDHAも含まれており、血液をサラサラにする効果も期待できます。

糖質がほとんど含まれていないため、ダイエット中の方や糖質制限をしている方にとっても、安心してお腹いっぱい食べられる食材です。

まとめ

ししゃもは、スーパーの「塩干物コーナー」で簡単に見つけることができる便利な食材です。

一般的に広く流通しているのは「カペリン(カラフトシシャモ)」ですが、特別な日には希少な「本ししゃも」を探してみるのも楽しいでしょう。

選ぶ際は、お腹のハリと皮のツヤに注目し、鮮度の良い個体を見極めることが大切です。

調理も非常に簡単で、栄養価も抜群なししゃもを、ぜひ今日の献立に取り入れてみてはいかがでしょうか。

地域や店舗ごとの品揃えをチェックして、お気に入りのししゃもを見つけてみてください。