ローズマリーは、肉料理や魚料理の臭みを消し、爽やかな香りを添えてくれる万能なハーブとして知られています。
イタリアンやフレンチの家庭料理に挑戦する際、ローズマリーが必要になる場面は多いものです。
しかし、いざスーパーへ買いに行っても、どの棚を探せば良いのか分からず困ってしまうケースも少なくありません。
この記事では、プロの視点からローズマリーがスーパーのどの売り場に置かれているのか、詳しく解説します。
さらに、品揃えの傾向や売っていない時の代用品、長持ちさせる保存方法についても網羅的にご紹介します。
ローズマリーはスーパーのどこの売り場にある?
ローズマリーを探す際、まずはスーパー内の特定の3つのエリアをチェックしてみてください。
野菜コーナー(青果売り場)のハーブコーナー
生の「フレッシュローズマリー」を求めている場合は、野菜コーナーへ向かいましょう。
多くのスーパーでは、サラダ菜や大葉、パセリなどが並んでいる近くに、小さなパックに入ったハーブ類がまとめられています。
「香辛野菜」や「西洋野菜」という名称の棚に置かれていることが多いのが特徴です。
プラスチックのケースに入れられ、数枝がセットになって販売されています。
近年では、バジルやミントと並んで、最も一般的なハーブの一つとして定着しています。
スパイス・調味料売り場(乾燥タイプ)
長期保存が可能な「ドライローズマリー」を探している場合は、調味料コーナーを確認してください。
塩や胡椒、カレーパウダーなどが並んでいるスパイスラックのエリアに、小瓶に入って陳列されています。
ドライタイプには、枝から外された葉がそのまま入っている「ホール状」と、細かく砕かれた「カット状」があります。
煮込み料理やパン作り、肉の下味付けにはこのドライタイプが非常に便利です。
ハウス食品やS&B食品などの大手メーカーの製品であれば、多くの中規模スーパーで取り扱いがあります。
園芸・苗木コーナー(春から秋にかけて)
意外な穴場なのが、スーパーの入り口付近や屋外にある園芸コーナーです。
ローズマリーは非常に丈夫な植物であるため、食用の苗として販売されていることがあります。
料理用のパックを買うよりも、苗を1鉢購入して育てる方が、結果的に安く済む場合も多いです。
特に春から初夏にかけては、キッチンハーブの苗が豊富に入荷される時期となります。
自分で育てれば、必要な時に必要な分だけ新鮮な葉を収穫できるという大きなメリットがあります。
スーパーの種類による品揃えの違い
お住まいの地域やスーパーの業態によって、ローズマリーの取り扱い状況は大きく異なります。
成城石井や明治屋などの高級スーパー
成城石井や明治屋、三越伊勢丹といった高級志向のスーパーでは、ローズマリーの入手確率は極めて高いです。
こうした店舗では、ハーブのラインナップが非常に充実しており、常に新鮮な在庫が確保されています。
通常のスーパーでは見かけないような、大容量パックやオーガニック栽培のローズマリーが手に入ることもあります。
もし近隣にこれらの店舗がある場合は、最初に向かうべき場所と言えるでしょう。
イオンやイトーヨーカドーなどの大型スーパー
イオンやイトーヨーカドー、ライフといった全国展開している大型スーパーでも、基本的に取り扱いがあります。
野菜売り場の一角にある「ハーブ専用の冷蔵棚」を探すと見つけやすいはずです。
ただし、地域や店舗の規模によっては、需要が少ないと判断され、乾燥タイプしか置いていない店舗も存在します。
プライベートブランドのスパイスとして、安価にドライローズマリーを販売しているケースも多いです。
地方の小型スーパーやドラッグストア
地方にある地域密着型の小型スーパーでは、フレッシュローズマリーの取り扱いがない場合があります。
特に、和食食材をメインに扱っている店舗では、西洋ハーブの回転が遅いため、在庫を置かないことがあるからです。
一方で、最近の大手ドラッグストアは食品ラインナップが充実しており、調味料コーナーにドライローズマリーが置かれていることがあります。
どうしても見つからない場合は、生鮮食品よりもスパイスコーナーが充実した店舗を探すのがコツです。
ローズマリーのタイプ別比較
料理の用途に合わせて、フレッシュとドライのどちらを選ぶべきか判断しましょう。
| 特徴 | フレッシュローズマリー | ドライローズマリー |
|---|---|---|
| 香り | 非常に強く、清涼感がある | 凝縮されており、やや深みがある |
| 主な用途 | 肉・魚のロースト、飾り付け | 煮込み料理、パン・クッキー生地 |
| 保存期間 | 冷蔵で1週間程度 | 数ヶ月から1年程度 |
| 価格帯 | 150円〜300円前後 | 100円〜250円前後 |
ローストチキンやポークソテーのように、素材の香りを引き立たせたい場合はフレッシュがおすすめです。
フォカッチャやシチューなど、加熱時間が長く香りを移したい場合にはドライタイプが適しています。
ローズマリーがない時に代用できるハーブ
スーパーにローズマリーが売っていなかった場合でも、他のハーブで代用することが可能です。
ローズマリーは「ウッディでスパイシーな香り」が特徴ですので、それに近い性質を持つものを選びましょう。
1. タイム
タイムは、ローズマリーと同じく肉料理の臭み消しに非常によく使われるハーブです。
ローズマリーよりも香りは繊細ですが、魚料理や鶏肉料理には非常に相性が良く、代用品として最も優秀です。
多くのスーパーでローズマリーの隣に並んでいるため、代わりに見つけやすいはずです。
2. セージ
セージは、少しほろ苦さと強い香りを持っており、特に豚肉料理(サルシッチャなど)の代用に適しています。
「肉の臭みを消す」という目的であれば、セージはローズマリーに劣らない効果を発揮します。
3. オレガノ
トマトソースや地中海料理を作る場合であれば、オレガノも良い選択肢です。
乾燥タイプであれば、ほとんどのスーパーのスパイス売り場に置かれています。
ローズマリーほどのシャープな香りはありませんが、料理にコクと爽やかさを与えてくれます。
4. ローレル(月桂樹)
煮込み料理であれば、カレーやシチューでお馴染みのローレルで代用できます。
葉をそのまま入れて煮込むだけで、肉のクセを抑えることができます。
フレッシュローズマリーを長持ちさせる保存法
ローズマリーは乾燥に強いハーブですが、適切に保存しないと葉が黒ずんだり、香りが飛んだりしてしまいます。
冷蔵保存のポイント
フレッシュな状態で保存する場合は、軽く湿らせたキッチンペーパーで包むのがベストです。
その後、ジップ付きの保存袋に入れ、空気を抜いてから冷蔵庫の野菜室で保管してください。
この方法であれば、1週間から10日ほどは鮮度を保つことが可能です。
水に挿して保存する方法もありますが、葉が水に浸かると腐りやすくなるため注意が必要です。
冷凍保存の方法
使い切れない場合は、冷凍保存が非常に便利です。
枝のまま保存袋に入れて凍らせるだけで、約1ヶ月間は香りを維持できます。
使うときは、凍ったまま枝から葉をしごき落として料理に投入するだけです。
また、刻んだローズマリーをオリーブオイルと一緒に製氷皿に入れて凍らせる「ハーブオイルキューブ」もおすすめです。
フライパンで熱するだけで、すぐに香りの良いオイルが作れるため、時短料理に役立ちます。
ローズマリーを購入する際の注意点
スーパーでローズマリーを選ぶ際は、葉の色と茎の状態をよく観察してください。
葉が鮮やかな緑色をしており、ピンと張っているものが新鮮な証拠です。
黒ずんでいるものや、茎の下の方がヌメっているものは鮮度が落ちているため避けましょう。
また、ローズマリーには「立性」と「匍匐(ほふく)性」の種類がありますが、スーパーで食用として売られているものは基本的に香りの強いタイプです。
パッケージに「食用」と明記されていることを確認し、安心して料理に使用してください。
もし大量に必要であれば、ネット通販でフレッシュハーブを産地直送で購入するのも一つの手段です。
最近ではAmazonや楽天市場でも、高品質なハーブを少量から注文できるショップが増えています。
まとめ
ローズマリーは、スーパーの野菜コーナーにあるハーブ売り場、もしくは調味料コーナーのスパイス売り場で簡単に見つけることができます。
フレッシュなものは肉や魚の香草焼きに、ドライなものは煮込みやパン作りに最適です。
大型スーパーや高級スーパーであれば取り扱いが安定していますが、見つからない場合はタイムやセージでの代用を検討しましょう。
また、一度購入したフレッシュローズマリーは、冷凍保存を活用することで無駄なく使い切ることができます。
ぜひ、お近くのスーパーでローズマリーを手に入れて、いつもの料理をワンランク上の香りに仕上げてみてください。
