食卓を華やかに彩るフランスパンは、お肉料理やスープ、ワインのお供として非常に人気があります。
「今日の晩ご飯はアヒージョにしたいけれど、近くのスーパーにフランスパンは売っているかな?」と疑問に思うこともあるでしょう。
結論から申し上げますと、ほとんどのスーパーマーケットでフランスパンを購入することが可能です。
しかし、店舗の規模や立地条件によって、取り扱っているパンの種類や品質には大きな違いがあります。
この記事では、スーパーでのフランスパンの売り場や、地域による品揃えの傾向、そしてスーパーのパンを格段に美味しく食べる方法について詳しく解説します。
スーパーでフランスパンが売っている場所
スーパーの中でフランスパンを探す際、まずは2つの主要なエリアを確認する必要があります。
店内のベーカリーコーナー
比較的大規模なスーパーや、新しくオープンした店舗には、店内でパンを焼き上げる「インストアベーカリー」が併設されていることが多いです。
このコーナーでは、本格的な欧州産小麦を使用したバゲットやバタールが並んでいます。
焼きたての香ばしい香りが漂っているのが特徴で、外側がパリッとした本格的なフランスパンを求める場合に最適です。
夕方の時間帯には売り切れてしまうこともあるため、早めの時間帯にチェックすることをおすすめします。
一般的なパンコーナー(パッケージパン)
食パンや菓子パンが並んでいる通常の棚にも、フランスパンは置かれています。
大手パンメーカーが製造している袋入りのフランスパンは、保存性に優れているのがメリットです。
ベーカリーのパンに比べると少し柔らかめに作られていることが多く、お子様でも食べやすい食感が特徴となっています。
また、あらかじめスライスされているタイプも多いため、調理の手間を省きたいときに便利です。
地域やスーパーの規模による品揃えの違い
フランスパンの品揃えは、実は地域性やターゲット層に大きく左右されます。
都市部のスーパーや高級スーパーの場合
東京都内や大阪市内などの都市部、または成城石井や紀ノ国屋といった高級スーパーでは、フランスパンの種類が非常に豊富です。
スタンダードなバゲットだけでなく、全粒粉を使用したものや、ドライフルーツが入ったハードパンも多く見受けられます。
これらはワインやチーズを好む層をターゲットにしているため、品質も専門店のパンに近いものが多いです。
地方や郊外のスーパーの場合
地方の住宅街にあるスーパーでは、どちらかというと「ソフトフランス」と呼ばれる柔らかいタイプが主流になる傾向があります。
本格的な硬いフランスパンよりも、日常の朝食として食べやすいふわふわした食感が好まれるためです。
もし本格的なハード系を探している場合は、地元で人気の高い大型チェーン店へ足を運ぶのが無難でしょう。
店舗形態別のフランスパン取り扱い比較
| 店舗タイプ | 主な特徴 | フランスパンの種類 |
|---|---|---|
| 大型総合スーパー | ベーカリー併設が多い | バゲット、バタール、ガーリックフランスなど豊富 |
| 高級スーパー | 原材料にこだわりがある | 天然酵母使用や欧州直輸入の生地など高品質 |
| ディスカウントストア | 価格重視 | 大手メーカーの袋入りパンがメイン |
| 小型・駅前店 | 利便性重視 | ハーフサイズやスライス済みが中心 |
美味しいフランスパンの見分け方
スーパーの棚に並んでいるパンの中から、より美味しいものを選ぶためのポイントをいくつか紹介します。
クープ(切り込み)の状態を確認する
フランスパンの表面にある切り込みを「クープ」と呼びます。
このクープがしっかりと開き、エッジが立っているものは、オーブンの中で生地が十分に膨らんだ証拠です。
クープが綺麗に開いているパンは、中がふっくらとしていて口当たりが良いものが多いです。
焼き色と重量感
全体的に均一なきつね色をしており、裏側までしっかりと焼き色がついているものを選びましょう。
また、手に持った時に見た目よりも「軽い」と感じるものが良いフランスパンの条件の一つです。
余分な水分が飛び、中に気泡がしっかり入っているパンは軽く、サクッとした食感を楽しめます。
スーパーのフランスパンを最高に美味しく食べるコツ
スーパーで購入したフランスパンは、ひと手間加えるだけで専門店の味に近づけることができます。
霧吹きを使ったリベイク(焼き直し)
フランスパンは時間が経つと水分が飛び、硬くなってしまいがちです。
食べる直前に、表面に軽く霧吹きで水をかけてからオーブントースターで温めてみてください。
こうすることで、外側はパリッと、内側はもっちりとした食感が蘇ります。
焦げやすい場合は、アルミホイルを軽く被せて焼くのがコツです。
適切な切り方で食感を変える
用途に合わせて切り方を変えるのも、美味しく食べるポイントです。
サンドイッチにする場合は斜めに大きくスライスし、スープに浸して食べる場合は厚切りにするのがおすすめです。
パンの断面を広く取ることで、ソースやバターがよく馴染み、より豊かな風味を味わえます。
フランスパンの種類と名称の違い
スーパーのプライスカードには「バゲット」や「バタール」といった名称が並んでいますが、これらには明確な違いがあります。
バゲット
「杖」という意味を持つ、細長くて長さのあるフランスパンです。
皮(クラスト)の面積が広いため、パリパリとした香ばしい食感を存分に楽しみたい方に適しています。
バタール
バゲットよりも短くて太さがあるタイプです。
中の柔らかい部分(クラム)が多いため、もちもちした食感が好きな方や、サンドイッチを作りたい方におすすめです。
フィセル
バゲットよりもさらに細い「紐」という意味のパンです。
おつまみとして少しずつ食べたい時や、カリカリした食感を重視したい時に重宝します。
余ったフランスパンの保存方法
フランスパンは老化(硬くなること)が早いため、保存方法には注意が必要です。
常温で放置するとすぐに乾燥してしまうため、食べきれない分は早めに冷凍保存するのが正解です。
1食分ずつスライスしてからラップで密閉し、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫へ入れましょう。
冷凍保存であれば、2週間程度は美味しい状態を保つことができます。
解凍する際は、凍ったままトースターで焼けば、焼きたてに近い状態を再現可能です。
まとめ
スーパーマーケットでは、ベーカリーコーナーやパン売り場で手軽にフランスパンを購入することができます。
都市部や大型店、高級志向の店舗ほど種類が豊富ですが、どの店舗でも工夫次第で美味しく味わうことが可能です。
選ぶ際はクープの開きや焼き色をチェックし、食べる直前にリベイクすることで、家庭でも本格的な味を楽しめます。
その日のメニューや好みの食感に合わせて、最適なフランスパンを選んでみてください。
この記事を参考に、ぜひお近くのスーパーでお気に入りのフランスパンを探してみてくださいね。
